2022年03月24日

SING/シング: ネクストステージ 感想※ネタバレ

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映画『SING/シング: ネクストステージ』を見てきました。


今回はTOHOシネマズ新宿で字幕版を見てきました。劇場の構造が出入り口が中間にあって、最前列を通らずに外に出来る仕様だったので、ここを選びました。この構造だと、上映中やスタッフロール最中にスクリーン前を横切る人がいなくて、終始映画に浸れました。
波乱万丈で紆余曲折あって、見ててハラハラする展開もありましたが、最終的には安定のハッピーエンドですごくよかったです。



以下ネタバレ感想です。








ムーンたちがエンターテイメントの本場「レッドショア・シティ」でショーを開こうと、地元から「レッドショア・シティ」へ向かって奮闘するストーリーでした。
序盤で大盛り上がりのショーをスーキーに「三流のショー」だと酷評されてムーンは自信喪失するものの、ナナの叱咤激励で奮起して、レッドショア・シティへ向かうわけです。ただ順風満帆ではなく、本場ならではのシビアな現実、挫折に直面して、それぞれが心が折れそうになったりするけど、新しい出会いを通じて立ち直っていく様子はとてもよかったです。

前作でいたマイクがいなくなったのが残念ですが、自分大好きなナルシストのダリウス、歌とダンスの才能はあるけどお嬢様育ちゆえに奔放すぎるポーシャ・クリスタル、妻の死によって心を閉ざしたクレイ・キャロウェイといった新しいメンバーが加わり、それぞれがさりげなく印象強かったです。

本作のキーマンともいえるクレイは、ムーンたちの誘いを最初は拒否していたものの、アッシュの歌を聴いて再起を決意。土壇場で迷いながらも、亡き妻の魂に導かれるかのようにステージに出て歌う姿は感動ものでした。アッシュとの交流も良い感じでした。エンディングでバスの中で隣で眠っているアッシュを見守る表情がとてもよかったです。今後、ムーン一座のメンバーとしての活躍に期待です。

ポーシャは今作の悪役ジミー・クリスタルの娘で、歌とダンスの才能はあるけどちょっとわがままで気ままなお嬢様ですが、とてもよかったです。台詞棒読みの大根役者ぶりに降板させられてそのままフェードアウトするかと思いきや、まさかの別役で再起用&活躍してて意外でした(キービジュアルを見るとムーンたちと一緒にいるのですが、管理人は今回もあえて事前情報をあまり見ずに観たので…)。ポーシャは演技は下手ですが、歌とダンス等パフォーマンス能力は抜群で、ポーシャのそんな才能を伸ばして生かしたムーンの手腕はお見事です。ショーではモブのダンサーたちと共に見事な歌とダンスを披露していて、とてもいい感じでした。最後は父親から独立して(家を出て)、ムーンたちと共に旅立つ結末は感動もの。新たなメンバーとして活躍しているポーシャの姿をミニ・ムービーで見たいと思いました。


ミス・クローリーは前作では諸悪の根源ともいえる大失敗をしていたわけですが、今回はかなり有能になって、ムーンの代理としてクレイの家を探し出して出演依頼に赴いたり、ムーンの代理としてみんなを取り仕切ったり(ポーシャに激を飛ばすシーンがお気に入り)、頼りなさげに見えますがキャリアウーマンぶりを発揮していて見てて面白かったです。


前作のメンバーでマイクだけはいなかったのが残念ですが、ロジータたちも要所要所で活躍して、新キャラに食われることもなく、見せ場がそれぞれあって安心しました。
個人的にアッシュは一番活躍していた感じがしました。クレイに寄り添い、歌で彼の心を変えていって、クレイも心を開いていく様子は微笑ましかったです。

ムーンたちを取り巻く人たち、ロジータの夫やジョニーの父親もそれぞれがまさにグッジョブな活躍を披露。終盤の彼らの活躍は必見です。ロジータの夫が子供たちを使って(パーティー会場で好き放題にさせることで)警備員が来るのを送らせたり、一般人にできる最大の方法でムーンたちを助けているのがすごかったです(まさに愛の力)。
ナナもツンデレな態度でムーンを後押ししてる様子が素敵でした。ナナこそムーンの最大の支援者で理解者なのかもしれないですね。優雅な物腰や仕草と言い、今回も素敵な淑女ぶりでした。


ちなみに前作はすっきりしない点(ムーンの嘘(みんなを騙していた件))がありましたが、今作も前作ほどではないにせよ、やっぱりすっきりしない点はありました。
ジミーは最終的に部下たち(一人除く)に造反されたこともあって、不祥事が明るみに出てしまってそれなりの報いを受けたわけですが、ムーンたちも不法侵入等やっていたわけで、ムーンたちのやったことは許されるのだろうか…とか思ってしまいました。でもそんなこと気にしちゃいけません。頭をからっぽにして見たまんまを楽しむ。これがイルミネーションの映画なんだと納得させてます(苦笑)。



ミニオンファンとして気になるのは、新規映像等にミニオンの出番はあるのか…?ですが、これもちゃんとあって満足です。『SING/シング: ネクストステージ』冒頭のイルミネーションのあの場面、何度も見返して推しの子を見つけたい気分です。ちなみにぱっと見、ボブたちのそばにはデイブらしきミニオンがいなかったのが残念です…。
予告編では、現在SNSで公開されている予告編とは違うタイプの予告編が見れて満足です。グルーさんがさらわれる?場面とか、内容が気になる予告編でした。

映画公開は多分2か月ほどだと思うので、まだ見にいってない方はお早めに〜。





おまけで入り口にいたボブちゃんとイルミネーショングッズ売場。TOHOシネマズさんもさりげなく商売上手ですね。
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タグ:映画 sing
posted by あおやぎういろう at 17:03| SING/シング感想

2017年06月05日

「SING/シング」のDVD&Blu-ray

「SING/シング」のDVD&Blu-rayの予約が始まっていますね。ただし「怪盗グルーのミニオン大脱走」の特別映像は収録されないようです。ちなみに劇場公開はそろそろ終わりのようなので、気になる人は早めに今も上映している劇場に見に行きましょう。



DVD&Blu-rayのセット販売ももう定番なんでしょうか。特典つきのバージョンもあったりして目移りしますね〜(^^;) ぬいぐるみ付き、オリジナル収納ケース付き、Amazon限定のスチールブック仕様等々…。





また【4K ULTRA HD + Blu-rayセット】も発売されるようです。自宅で見れる環境がある人はこっちを買うのもいいかもしれません。ちなみにこっちは特典付きのやつは【オリジナル収納ケース付き】だけのようです。

ただタワーレコード等専門店では、そのお店独自の特典がつくことも予想されるので、特典付きが欲しい人はどんな特典がつくのか確かめてから予約しましょう。
posted by あおやぎういろう at 21:28| SING/シング感想

2017年04月15日

SINGカフェ感想A

シングカフェ20170415-01
SINGカフェ、今日も行ってきました〜。


今回食べたのは以下の3種類。
・さぁ劇場へおいでよ!ムーンの特製サンドイッチ
・ロジータの家族の絆アップルパイ
・グンターのピギーパワー炸裂!?杏仁豆腐
映画の中の食べ物がリアルメニューとして出されるのはうれしいですね。以下食べた感想をつれづれと。



【さぁ劇場へおいでよ!ムーンの特製サンドイッチ】感想
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映画でムーンがお店に持ち込んでいたサンドイッチを再現したフード。商品紹介にあるとおり、ボリュームたっぷりのサンドイッチで、とにかくぶ厚い!ので食べるのに苦戦しました。ちなみに添えられている暗い緑色の野菜はピクルスで、ポテトバケツに入っている赤い蝶ネクタイは赤色パプリカでした。このメニューだけでけっこうお腹いっぱいになります。




【ロジータの家族の絆アップルパイ】感想
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映画でロジータさんが旦那さんに差し入れていたアップルパイを再現したメニュー。前回行ったとき食べ損ねたので今回食べました。洗濯物の飾りものを支えているのはホイップクリームです。アップルパイはほどよい甘さで、添えられているアイスがまた素朴な味わいでおいしかったです。豚の足跡はチョコ?のパウダーみたいでした。個人的にアップルパイは映画みたいにホールで出してほしかったです。



【グンターのピギーパワー炸裂!?杏仁豆腐】感想
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追加で注文したスイーツ。頼もうか頼むまいか迷った末に注文しましたが、大満足なスイーツでした。管理人が食べたSINGカフェのメニューの中で一番ヒットしたスイーツです。

てっぺんの肌色の部分はムースで、ぷよぷよ感がグンターのぷよぷよ体型を表現していてよかったです。味もほどよい甘さがいい感じでした。真ん中の赤色ゼリーもきらきらぷよぷよしてきれいで、銀色のアラザンといい、派手なグンターをよく表現していました。一番下はシリアル(グラノーラみたいなの)でした。中に入っているちょっとすっぱいブルーベリーみたいなのと添えられているフルーツのおかげで、甘さがくどくなりすぎなように配慮?されています。これもまた楽天的に見えて気配りもできるグンターらしいなあと思いました。
SINGカフェで一番おすすめのメニューです!行ったらぜひ食べてみてください!!



ちなみに10時に予約したのですが、ちょっと迷子になり遅刻しそうになって大変でした(10分すぎると自動的に予約キャンセルになるため)。朝一で行かれる方は、ビル内を移動する時間を含めて予約時間は10時15分くらいからに設定しておきましょう。

10時台は店内もがらがらでしたが、11時以降になって、徐々に人が入ってきました。「ムーンの特製サンドイッチ」を注文してる人多かったですね。


今回買った戦利品。
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買った限定品はポップコーン。店内では全種類試食できたのですが、この味が珍しくて気に入ったので購入しました。そしてもらえたコースターはムーンとミス・クローリー(二度目!)。ロジータさんはゲットできず…。


隣の売店ものぞいていきましたが、若い人からそれなりの年の人までいろんな人が店内をのぞいていて、ムーンのぬいぐるみマスコットをリュックにつけている人もいたりと、ミニオン・ペット・シングは老若男女に愛されてると実感。
posted by あおやぎういろう at 20:34| SING/シング感想

2017年04月08日

SINGカフェ感想@

池袋パルコのSINGカフェを予約して映画鑑賞後に行ってきました。

予約特典でアッシュのカフェ限定コースターをもらったので、フードは「刺さらないように注意!?アッシュのマッシュルームパスタ」、ドリンクは「優しくみんなを包み込む歌声、ミーナのあったかココア」にしました。お値段的に2つまでが限度でした。


【刺さらないように注意!?アッシュのマッシュルームパスタ】感想
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ひき肉とマッシュルームのおいしいパスタでした。少しだけスパイスきいてて辛いのは、失恋したアッシュの気持ちを再現してるからでしょうか。トゲもちゃんと食べられます。カリカリしておいしかったです。



【優しくみんなを包み込む歌声、ミーナのあったかココア】感想
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ミーナのあったかココア、すっごく大きなマグ(スープマグ)に入れられてきました。値段の分の価値は十分あると思いました。ミーナは大柄な子だけど、その優しさも大型ということで…。添えてあったクッキーもおいしかったです。



ちなみに映画半券でもらったカフェ限定コースターはミスクローリーでした。

カフェ限定コースターは
・電話予約
・ドリンクメニュー注文
・映画の半券提示
・Twitterの画面提示
でそれぞれもらえたようですが、管理人は電話予約とドリンクメニュー注文と半券提示で2枚でした…。店員さんの方も把握が大変だったんでしょうか(^^;)。特に収集目的ではなかったので、記念品がもらえてうれしい程度でしたが、これがミニオン関連だったら念入りに情報を仕入れてもらい損ねないようにします(苦笑)。


しかしこのカフェ、やっぱりメニューが個性的すぎて凝っているせいかお高いですね。ロジータさんのメニューなんかあの価格でホールのアップルパイが買えちゃいます。この価格設定のミニオンカフェがオープンしたらすごいことになりそうです。


公式ツイッターではSINGカフェの様子が動画でツイートされてました。どんな感じか雰囲気はわかると思います。




最後にSINGカフェの特典とか売店で買った限定品とか劇場で買ったパンフレット等、今日の戦利品の画像をば。
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予約特典のランチョンマットは紙製なので、綺麗に持ち帰りたい人はポスターを入れる筒みたいな入れ物を用意していきましょう。管理人は何も用意してなかったため、折り目等がついてしまってます(遠い目)。

売店で買った限定品はプリントクッキーです。でもかなりこじんまりしたサイズで1,000円はちょっとぼったくりのような気が…。ポップコーンは味が8種類ありますが、フルコンプした人いるんでしょうか。

カフェの隣にはミニオンやペットのグッズ売り場もありました。せっかくなのでボブのタオルを購入。



ちなみに4月26日からは「君の名は。カフェ」がオープンするようです。
https://twitter.com/lt_hmv/status/849540788681932800

SINGカフェは4月23日(日曜)で終了みたいなので気になってる人はお早めに。
posted by あおやぎういろう at 20:29| SING/シング感想

映画「SING/シング」感想 ※ネタバレ感想あり


映画「SING/シング」の感想をつれづれと書きます。


見たのは吹替え版でした。時間的と日程的に見るにはこれしかなかったのです。字幕版は深夜の時間帯だったので…(遠い目)。


個人的お気に入りキャラはロジータさん。育児(子供は25人!)に家事に多忙な専業主婦だけど、コンテストをきっかけに妻でも母でもない新しい自分になろうと夢に向かってがんばる姿が健気でした。時間を捻出するために子供や旦那の世話を自作機械に任せるのは賛否両論あると思いますが、それもまた一つの手段ということで…。失恋したアッシュをなぐさめたり、面倒見のいいところも見せていて、本当にいい女性です。坂本真綾さんの吹替え声も素敵でした。最後グンターとのりのりで歌って踊る様子と歌がもう素晴らしくて素晴らしくて…!


エディーもドラ息子なお坊ちゃんなのに友達思いなところとか好感持てます。セレブな彼がムーンの洗車を手伝う様子は感動もの。


主人公のムーンは悪い人じゃないのですが、例の賞金額の件を隠してみんなをだましていた点だけは複雑でした。グルーさんみたいに悪党キャラならまだしもムーンはそんなキャラじゃないので…。そもそも劇場が倒産寸前なのもムーンの経営の悪さによるものだし、言動も賛否両論分かれるんですよね。映画の感想でこの点を指摘されていた方もけっこういました。
でも騙されていたにも関わらず、どん底状態になったムーンを励ましに来るみんなは本当に優しいいい人ばかりなんですよね。エディーも本当にいい奴だし、ナナもなんだかんだ言ってこっそり見に来ていて最後は支援することで助けてくれるしで…。ムーンは経営力はなさげですが、いい仲間が集まってくる才能(人望)があるんだと思いました。彼の「どん底に落ちるのも悪くはない。もう行先は一つしかない。上に上がるだけ」は名言。


他のキャラたちも皆それぞれの事情を抱えつつも、自分の夢を叶えるために一生懸命な姿は見てて感動しました。
それぞれの家族たちもさりげなく活躍してましたが、ジョニーに自分の感想を伝えるためにわざわざ脱走して言いに行くビッグ・ダディ(ジョニーのパパ)がすごすぎて、たったあれだけの再会と短い言葉でしたが涙ものでした。


ちなみに管理人、予告編はざっと見ただけで、公式サイトのチェックもろくにせず、ほぼまっさらな状態で映画を観たので、後でミーナがティーンエイジャー(10代)ってことを知り驚いてしまいました。てっきり20代前半くらいのフリーター(もしくはニート)かと思ってたので。あの外見だし、学生が制服着るなんて習慣あっちにはないのでわかりづらくて、年齢把握まったくできませんでした…(^^;)。

映画のタイトル「SING/シング」の意味が終盤になって明かされた場面はさりげなく感動しました。【SING(歌って)】はミーナのあのシーンを意味していたんですね。ムーンの台詞の形で表れたときはああ!って思いました。
どん底状態のムーンを奮起させたのがミーナの歌だったことからも、ミーナが「SING/シング」のヒロインだったんですね。ヒロインが主人公と必ずしもくっついたり、恋愛するとは限らない作品もありますが、「SING/シング」はまさにこれだったんでしょうか。ツイッターではファンが描いた漫画(ムーンに片思いしてるミーナの可愛い漫画)を見ましたが…。





「SING/シング」は「ミニオンズ」を超える勢いのようですが、いつ頃まで上映されるのか…。4月末まで上映されて字幕版も見れるようなら、今度は字幕版を見に行きたいです。
「SING/シング」上映中のお供
posted by あおやぎういろう at 20:12| SING/シング感想